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『如何にせん保守政治』感想

昨年の大晦日にTOKYO MXテレビにて「西部邁ゼミナール~戦後タブーをけっとばせ~『如何にせん保守政治』」という番組が放送されました。
裏で紅白歌合戦などが放送されていたので見た人は少ないかもしれません(私はビデオに取って見ました)。
少しまとめてみたいと思います。

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ゲストは安倍晋三衆議院議員、平沼赳夫衆議院議員、野田毅衆議院議員、西田昌司参議院議員。

・平成の構造改革について
冷戦終結以後、アメリカ型自由主義に合わせるのが世界の潮流と言われ、日本もそれに合わせてきた。
小泉改革では、閉塞状況を打破するため激辛の改革になったが、有権者は改革に酔って中身を判断できなかった。
安倍内閣では改革の目的を示し、それまでの改革を修正しようとしたが、十分な時間が無かった。

自由主義といっても秩序が必要であり、それは国柄によって異なる。国柄は歴史・文化・伝統によって決まる。
日本での自由民主主義をどういう形にするのか、もっと議論が必要だ。

・民主党の政策について
「弱者救済」だけの政策は、かつて北欧に見られたように財政が行き詰るのが目に見えている。
無駄(支出)を無くすだけで、負担(収入)の議論を避けていては無理がある。消費税を4年間上げないのは無理が出るだろう。
事業仕分けといって無駄をチェックするのは役人の仕事で、政治家は公共事業の目的が長期的国益に合うのかどうか
議論するのが政治主導の本質だが、その議論をしないで役人を被告席に立たせ公開処刑している。本来なら大臣や副大臣が被告席に立つべきだ。
首相が母親から10億円以上もらって政治するなど愚の骨頂。
自分が裕福な家庭に育ったから資産管理ができていなかったと首相は言ったが、本来裕福な家庭ほど資産管理が必要である。
ブルネイは所得税が無いからブルネイに住みたいなど、行政の長が言ってはならない大問題だが、無視されている。
マスコミの追及が甘い。
民主主義は時として擬似独裁政治に帰着する危険があることをもっと政治家も啓発するべきでは。

・日米関係について
インド洋撤退、普天間の再編、思いやり予算、地位協定…ひとつでもギクシャクすると問題だが
4つとも大問題になっている。
基地撤退を要求するのは真っ当なことだが、代わりの国防強化を打ち出さずに言うのは矛盾している。
米兵が命がけで我々を守る代わりに、その逆を払う必要があるが、そのことを無視するのは都合のいい話だ。

・保守政治のこれから
今の政治には、長期的・全体的な展望が欠けている。
自主憲法制定を含め、国家像を強く打ち出すべき。

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番組のホームページで放送を見ることが出来ますので、興味のある方は見てみてください。

ここからは私の感想です。
今の政治に長期的展望が欠けているのは確かにそのとおりで、現在の連立政権にしても、
事業仕分けのように小手先の目晦ましというか、旧体制を否定して見せることで人気を集めることしか
出来ていない感じがします。
では保守政治が目指す展望というのは、今回の議論からは読み取りにくかったですが、例えば安倍政権が行った
教育基本法改正で家族や地域や公共の精神に価値を置いたり、
自主憲法制定で自主防衛を目指し、対等な日米関係を作る…などというものが含まれるのではないかと思います。

普通、テレビで放送する政治番組というのは、ことさらに対立関係を煽って口げんかさせ、
相手より多く喋ったほうが勝ちとなって議論は一切深まらない、ということが多いです。
視聴率は取れるのでしょうが、見ても自分の理解は一向に深まらないので不満に感じます。

今回の番組のように落ち着いて議論してくれると、自分の考えをまとめる余裕もあって有意義な時間と感じました。
今回は保守派の人たちによる議論だったので、いずれ異なる立場の人たち(リベラル派?)による
議論も聞いてみたいです。

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