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おおかみこどもの雨と雪 感想

「おおかみこどもの雨と雪」を観てきました。

こういうファミリー層向けのアニメ映画は普段観ないので、
どんな内容なのか興味を持っていました。
正直なところそれ程期待はしていませんでしたが…

テーマは一人の女性の半生。目標は子育てのみ。
エピソードのネタは、養育費、ご近所付き合い、子供の通学…
どれも映画には不向きなものばかり。
そこに本作唯一の「おおかみこども」というエッセンスを加えるわけですが、
あくまで軸足を「子育て」に置いたうえで、
特殊なエッセンスが強くなりすぎないようにバランスが保たれてる感じでした。
だから、映画らしい伏線もない、平凡な日常生活の描写でも飽きさせず、
感情移入させる上手いストーリーになっていると感じました。

映像については、田舎の風景描写が非常にリアルで心地よいものだった以外は、
派手さもなく、情報量も少なく、特に目立つものではありません。
そのシンプルな映像とストーリーが逆に、映画を見た人に強い印象を持たせ、
後から思い返すほど「良い映画だった」と感慨を抱かせるのではないかと思います。
いろいろと考えさせられる作品でした。

苦労に苦労を重ねて生きてきた女性が、夢の中で夫と再会するシーンは感動的でした。
アニメ映画でしか出来ない演出ですよね。

普段アクションやコア向けの映画ばかり観ている自分も、
もう少しこういうストーリー重視の作品にも目を向けようと反省した次第です。
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